以前、所有していた大阪のマンションを、転勤により手放さざるを得なくなったので、仕方なく手放した時の事です。
その当時はまだ、そのマンションを購入してから間がなかった関係で、価格的には、全く高騰してもいませんでしたし、下落もしていませんでした。
そこで私としては、購入時に支払った税金やら、手数料分などがマイナスになるだけでした。
しかしそれを販売しても、もうけがありませんでしたので、そのマンションを販売するに当たっては、何も取り替えるつもりは有りませんでした。
それで販売の条件として、そのマンションに全く手直しをしないで販売したいと、不動産屋さんに依頼しました。
その後、私が所有していたマンションで、私の自宅以外の部屋の売り出しもあり、その部屋の売り出し価格も、私と同じように購入した価格での売り出しでした。
しかし、私より1か月も後で売り出したそのマンションが、販売価格は同じなのに、我が家より先に売れてしまったのです。
私はその時は、なぜそのようになったのかを知りたくて、お願いしている不動産屋さんを尋ねました。
すると不動産屋さん曰く、購入した人は、私のマンションともう1軒のマンションとどちらでも良いと、思っていたらしいのですが、売れたほうの部屋の持ち主は、販売にあたっては、玄関のカギをはじめ、全てのカギを新しいものに交換する条件が付いていたので、そちらを購入されたといっていました。
この事を聞いて私は、少し反省をしました。
もし自分が中古のマンションを購入するなら、カギの交換をすることを条件のマンションを購入するか、はたまた、カギの交換をしてくれないマンションを購入するのかと考えれば、自分でも当然前者のマンションを購入すると思ったのです。
やはり中古のマンションを購入するときは、以前の所有者が使っていたカギは使いたくないのは、当然だと思ったのです。
小さな気使いではありますが、そのことが販売のキーになった様で、以後気を付けたいと思った次第です。